●【2】愛の流刑地(第26~40話)不倫妻をもつ夫の悲しい日記~愛ルケ
愛の流刑地は、渡辺淳一の「失楽園」に次ぐ、話題の小説。日本経済新聞(朝刊)に連載中!
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http://www.nikkei.co.jp/honshi/20041206ta7c6000_06.html 「愛の流刑地」あらすじ⇒日本経済新聞
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●「愛の流刑地」について●
日本経済新聞の朝刊で、毎日連載している、「愛の流刑地」は、
あの、「失楽園」でおなじみの、渡辺淳一が書いた小説です。
僕は、毎朝、通勤電車の中で、「愛の流刑地」を読んでいますが、
よく考えると、僕の家庭事情と、「愛の流刑地」の内容が、
そっくりなのに、気づきました。これは、他人事ではない。
不倫を楽しんでる人妻である冬香は、実は、僕の妻なのかもしれない。
間違いないかも・・・・・
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(41)愛ルケ■
昨日の夫婦喧嘩のことが、気にかかりながら、
朝起きたら、すぐに、会社へ向かった。
妻は、別室で、まだ眠っているようだったので、
無言で、朝食もとらず、家を出たのだ。
会社でも、妻のことが、気になり、仕事も手につかなかった。
僕は、言い過ぎたのではないか?
セックスレスくらいで、怒ることは、間違いなのか?
世間の夫婦も、こんなことでは、喧嘩をしないのか?
自分の常識は、世間の常識とは、違っているのだろうか?
この気持ちを、すっきりさせたく、後輩の、東條を、
仕事の後、飲みに誘った。
「先輩、気にしない方がいいですよ。」
「雑誌のアンケート調査で、今どきの30~40歳代の夫婦は、
大多数、特に、夫婦の仲が悪いのでもなく、セックスレスで、
ただ単に、お互い干渉するのが、わずらわしいという、
データが記事になっていましたよ。」
「先輩、奥さんを、愛しすぎているのではないですか?」
「もっと、楽に、考えましょう。」
「若い娘と、不倫するくらいの方が、精神的にいいですよ。」
東條の言葉に、ぼくは、少し気持ちは、落ち着いたが、
さすがに、妻の、不倫疑惑のことは、言えなかった。
確かに、僕は、妻を愛している。しかし、片想いだ。
妻は、僕を、汚らわしいと、避けている。
ましてや、僕よりも、10歳くらい年上の、おっさんと、
不倫するなんて・・・・
でも、事実なんだ!
かなり、酒に酔ってから、東條と新宿駅で別れた。
もう11時を、過ぎているようだった。
帰り道、ふっと、昨夜の、妻との喧嘩のことを思い出した。
妻は、今夜、泊りがけで出かけると言っていたが、本気なのか?
やっぱり、僕よりも、不倫をとるのか?
本当に、出かけて、家に、いなかったら、どうしょう?
自宅に、近づくにつれて、酔いが、一気に醒めてきた。
助けて下さい!勘弁してください!
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(40)愛ルケ■
僕の、甘い誘いの言葉に、妻は、嫌悪感一杯の顔をした。
何を言っているのですか?
「絶対に嫌ですから。」
冷ややかに、つぶやいた。
「でも、僕は、今でもずっと、君が好きなんだよ。」
僕は、心を込めて伝え、妻を、ソファーに押し倒そうとした、
すると、妻は、突然、叫んだ。
「止めてよ!汚らわしい!」
「あなたとするくらいなら、死んだ方がましだわ。」
僕は、妻の言葉を疑った。
汚らわしいのは、不倫をしている妻の方だろう?
僕は、ついに、堪忍袋の緒が切れた。
「それなら、もう、出て行け!」
「二度と、僕の前に、現れるな!」
「君のように、勝手な女は、地獄に堕ちてしまえ!」
妻も、言い返してきた。
「あなたなんて、結婚する前から、好きではなかったわよ。」
「私こそ、もう、あなたとの、結婚生活に耐えられないわ!」
「子供たちを、連れて、出て行きます!」
僕は、逆切れする妻に呆れた。
「なにもやらない。お前一人、出ていけ!」
僕は、妻の顔も見たくなくなり、そのまま、寝室へ行った。
僕の目から、涙が溢れた。
好きだったのに・・・
なぜ、僕が、こんな目に合うのだ。
助けて下さい!勘弁してください!
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(39)愛ルケ■
僕は、風呂を上がり、ソファーで、ゆっくりビールを飲んだ。
僕は、妻から、何度も、夜の営みを、拒否されている。
もう耐えられない。
最近の、妻の冷ややかな態度に、苛立ちも感じるのだ。
不倫相手とは、関係を持つのに、夫とは、拒否するとは・・・
僕の、何が、不満なんだ!
僕には、わけがわからない。
もし、今日、僕を避けたら、離婚しよう。
これ以上、仮面夫婦を装ってもしょうがない。
何がなんでも、今夜は、満足させてやる。
ビールを飲みながら、一気に栄養ドリンクも飲んだ。
久しぶりに、体中が燃えるように、高ぶってきた。
しばらくして、妻も、風呂から上がったようだった。
そして、やさしく、妻を呼んだ。
一緒にビールでも飲まないか。
たまには、一緒に寝ようよ。
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(38)愛ルケ■
僕は、ゆっくりと、湯船に入り、すべてを洗い流したかった。
でも、もう、許せない。
妻の不倫は、寛大な僕の心の限度を越えている。
不倫というものは、本当は純愛なんだと思う。
不純な結婚を前提とした恋愛とは、格段に純粋だ。
よくあるのが、結婚をする相手に、いろいろ注文をつけたがることだ。
金持ちだの、高学歴だの、一流会社勤務だの、容姿端麗だの、
玉の輿だのと、きりがないくらい、不純なことを並べたがる。
でも、不倫で得るものは、ただ愛のみである。
今ある、子供達との幸せな家庭生活も、夫婦で築いた財産も、
すべて、一瞬に失うのである。
何もかも、破壊しても、妻は、好きな相手ができたのだ。
僕よりも、好きになってしまったのだ。
悲しい、悲しすぎる。
子供たちはどうなるのだ。
ただの、犠牲者なのか。
何も悪いことしていないのに・・・
妻の不倫現場を見てから、僕は、覚悟はできている。
離婚届には、印を押してある。
後は、妻に署名・捺印をさせ、役所に出すだけだ。
よしっ、今夜、夫婦の絆を試す、最後のチャンスを、妻に与えよう。
僕は、決心して、勢いよく、風呂から出た。
助けて下さい。勘弁してください。
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(37)愛ルケ■
子供たちも、夏休みになり、明日から、
富山の実家に遊びに行くらしい。
最近、子供たちも、身の回りのことは、自分でできるようになり、
妻も、子供に手がかからなくなったようだ。
自由な時間が増えた分、妻は、不倫をする時間も増えたのか?
僕が、仕事から疲れて帰って、リビングでくつろいでいると、
妻が、僕に明日の予定を、伝えに来た。
明日、学生時代の友達が、上京して来て、外苑の花火大会に行きます。
夜、遅くなりそうだし、子供たちは、富山の実家に遊びに行き、
いないから、私も泊まってきますね。
僕は、呆れた。
よくも、そんな嘘をつけるな!
言葉に出しかけたが、ぐっと堪えた。
子供たちを、実家に帰して、堂々と、お泊りで、不倫なんて。
本当に信じられない女だ。
どうして、こうなってしまったのだろう。
僕のどこが悪いのか?
人並みに、仕事で稼ぎ、家族サービスもしてきた。
夜の営みに、満足していないのか?
僕のテクニックが下手なのか?
不倫相手とやっているのに、僕とは拒むなんて、
やっぱり、僕が、満足をさせてないのかも。
でも、三人の子供もできたのに・・・
ますます、自暴自棄になってきた。
すごく悲しいよ。また、涙が出てきてしまう。
助けて下さい。勘弁してください。
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(36)愛ルケ■
最近、妻の姿を見ただけで、ムカつく。
浮気現場を見たことを、思い出すだけで、
妻が早く、死んでしまえばいいのにと思ってしまう。
でも、妻に保険を掛けているわけでもないし、
僕には何の利益もない。
ましてや、妻が死んでしまったら、
僕が仕事中、三人の小学生の子供たちの世話を誰がするのか。
一番の女の子は、益々かわいくなってきた。
二人の、男の子も、わんぱくで、将来が楽しみだ。
でも、子供たちが、母親が、父親以外の男と、
遊んでいるなんて知ったら、どう思うのだろうか。
きっと、不信感で一杯になり、グレるだろう。
妻が、浮気をするなんて、百害あって一利なしなのである。
やっぱり、生かさず殺さずで、見て見ぬふりをするのが、
得策なのか。
賢い妻は、夫が、浮気した時、荒立たせず、深く追求しないで、
掌で転がして、主導権を取ると言うが、もっともである。
世の中、不倫している妻たちは多いのかもしれない。
そうか、ブームなんだ。流行っているんだ。
僕は、自分を慰めながら、今日も、ふとんの中で、涙を浮かべていた。
助けてください。勘弁してください。
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(35)愛ルケ■
雨の中、妻が不倫相手と、キスをしている現場を見た、
リアルな映像が、脳裏を離れない。
その度に、怒りもこみ上げてくる。
まして最近の、妻の僕に対する、一段と冷ややかな態度に、
苛立ちを感じる。
梅雨が明けた、最初の日曜日の朝、富山の両親が、上京してきた。
父は、心臓の病気があり、その検査に出てきて、翌日から、
病院に通うことになるらしい。
僕の新居を見たいらしく、突然、来たのである。
妻は、そわそわして、つぶやいた。
今日は、友達と会う約束があるのに困るわ。
僕は、ピンときた。
今日も、不倫相手と会う気なのか・・・
両親が、わざわざ、富山から来たのだから、キャンセルしろ!
僕は、怒鳴った。
父たちが来て、子供たちも楽しそうだった。
昼過ぎまでは、自宅でゆっくりした。
子供たちと一緒に、夕食をするために、
その後は、父たちが、泊まっている新宿のホテルへ行った。
でも、妻は、夕方、急に体の調子が悪いと言い出し、
自宅に、ひとりで、先に帰ってしまったのだ。
最近は、妻の言動の、一つ一つのムカつく。
今日は、父たちもいるので、
何も言わず、無視して、妻を帰した。
勘弁してください。助けてください。
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(34)愛ルケ■
新百合ヶ丘の駅から、自宅に向かって歩いている時、
ふと、今日は、妻の不倫の行動を、尾行するために、
会社を休んでいたことを、思い出した。
まだ、3時頃なので、夕方まで、時間をつぶすため、
駅前の喫茶店がある方へ戻ることにした。
今日は、悪夢のような日だった。
妻の不倫現場を、目の前で見てしまったのだが、
これだけなのか?
昔から、不倫ぐせがあって、何人の男と、関係を持ったのか?
僕の子供たちは、本当に、僕の子なのか?
妻への憎しみと、怒りが、湧き上がってきた。
そうか、僕との、夜の営みを、拒んだのは、
昼間から、僕のいない時に、遊びまわり、
満ち足りていたからなんだ。
僕は、セックスレスになった理由が、やっとわかった。
妻を愛していたし、セックスレスになりたくなかったのに・・・
でも、事実を知った以上、もう妻に、触れたくもない。
不潔だ!病気でもうつされていたらどうするんだ!
勘弁してください!助けて下さい!
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(33)愛ルケ■
僕は、千駄ヶ谷の駅へ走り、扉が閉まりそうな、電車に飛び乗った。
すぐにでも、今、見た事実を、家に帰り、忘れたかった。
とにかく、すべてを冷静に考える場所が欲しかったのだ。
車窓を、呆然と見ている、僕の目には、涙が一杯になり、
今にも、溢れんばかりだった。
本当に、悲しすぎるよ。
僕は、ひとりで、つぶやいた。
心の裏側では、妻への憎しみも、込み上げてきた。
妻が、不倫したのだから、僕も、不倫をして、仕返しをすればいい。
でも、42歳の僕には、もう、不倫などする勇気も自信もない。
妻は、やりたい放題なのに、情けない話だ。
乗換の、新宿駅で、線路から、誰かが、ささやいているような気がした。
「もう、生きている価値なんてないよね。」
「妻に浮気されるなんて、男としても、サイテー!失格だね!」
「人生をリセットして、楽になったらどう?」
ホームの下へ、呼び寄せられ、飛び降りようとした。
「バカヤロー!」
電車の電子ホーンとともに、体格にいい青年が、僕の手を引いた。
「おっさん、何を考えているんだい!」
「死んでどうするんだ!」
「残された子供の気持ちになれ!」
大声で、怒鳴り散らす、青年は、僕の顔を、一発殴り、
その場を、すぐに、去って行った。
しばらくして、命拾いしたことに気づき、目が覚めた。
あの青年に、感謝しながら、無性に、子供たちに会いたくなり、
僕は、そのまま、自宅へ向かった。
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(32)愛ルケ■
雨の中を、傘をさしながら、辛抱強く待ち続けた。
時折、道を歩く人たちが、不審そうに、僕を見ながら、通り過ぎる。
僕は、妻が、不倫をしていることに、腹が立つどころか、情けなく、
自分に魅力のなかったことに、死にたい気分になっていた。
待つこと、3時間を過ぎ、お昼の1時をまわった頃、
二人がエントランスに出てきた。
男は、管理人に挨拶をして、右手に持った傘に、妻を入れ、
歩き出したのだ。
僕は、とっさに、管理人の近くに走って行き、聞いてみた。
「あのう、さっきの女性は、よく来るのですか?」
管理人は、不審そうに、僕をにらんだ。
「実は、あの女性は、僕の妻なんですけど・・・」
彼は、僕の言葉にびっくりしたようだった。
「ええ、週に何度かは・・・」
気まずそうに答えた。
「やっぱりそうだったのか・・・」
そして、僕は、すぐさま、追いかけた。
後を、つけて行くと、二人は、神社の中に入って行った。
でも、僕は、妻の、あんなに楽しそうにしている姿を、
長い間、見たことがなかった。
妻の笑顔がないのは、すべては、僕の責任なのかも・・・
次の瞬間、決定的なものを見てしまった。
白昼堂々と、二人は、キスをしはじめたのだ。
僕は、頭が、パニックになり、
目から、急に、涙で一杯になった。
こんなに悲しいのは、生まれてはじめてだった。
学生のとき、失恋したときも、悲しかったが、
妻を盗られることほど、情けなく、悲しいことはない。
それも、目の前で・・・
「もうイヤだ!」
僕は、耐えられなくなり、叫びながら、千駄ヶ谷駅へ一人走って行った。
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(31)愛ルケ■
蒸し暑い、雨の中を、新百合ヶ丘の駅に向かう妻を尾行した。
平日の、朝なので、電車の中は、通勤通学ラッシュで混んでいた。
妻は、新宿駅で、小田急から、JRに乗り換えた。
妻を、見失いそうになりながら、僕は尾行を続けた。
千駄ヶ谷に着くと、小走りに、駅を駆けて行った。
もしかして、尾行がバレたのかと思った。
しかし、妻は、気にすることなく、楽しそうに、
スキップをしながら、商店街を駆け抜け、住宅街に入っていった。
僕は、ドキドキしながら、尾行をして行くと、
五階建てのマンションに、妻は、入って行った。
僕も、入ろうとしたが、1階の入口に六十歳半ばの管理人がいた。
僕は、不審者と間違えられてはいけないと思い、、
外で待つことにした。
ボーッと、しながら、マンションの上の方を、眺めていると、
3階の窓から、カーテンごしに、妻の姿が、ちらりと見えた。
その横で、五十歳台と思われる男の姿も見えた。
もうダメだ。明らかに、朝から、密室で、
不倫をする妻を発見してしまったのだ。
頭の中が、パニックになり、クラクラしてきた。
おまけに、心臓も破裂しそうになり、立っていられなくなった。
助けて下さい! 勘弁してください!
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(30)愛ルケ■
僕は、今日、妻に内緒で、会社を休んだ。
当然、昼間の、妻の行動をチェックするためなのだ。
いつものように、朝、会社へ行くふりをして、家を出て行った。
近所の人々に、不審に思われてはいけないと思い、
愛車を置いてある、少し離れた駐車場の、
車の中で、待機することにした。
その駐車場からは、うちの玄関のドアが見えるので、
妻が出てきたら、すぐに見つけることができるのである。
8時30分を過ぎた頃、ついに、玄関のドアが開いた。
妻が、こぎれいな格好で、出てきたのである。
僕と出かけるときは、こんなに、きれいにしていないのに・・・
妻が、別人のように感じられた。年齢も、かなり若く見えた。
ついに、妻が動き始めてしまったのだ。
心臓が、バクバクしてきた。
本音を言えば、これ以上、見たくないのだ。
不倫の現場を、押さえたからといって、
僕は、何の利益があるのだろう?
待っているのは、不快感と、決定的な家庭崩壊のみである。
そうしているうちに、妻は、少し急ぐように、
駅の方へと歩いて行った。
僕は、車から降り、妻を尾行することにした。
後を、つけている間、僕の方が悪いことしているようで、
息が詰まる思いだった。
心臓が、破裂しそうで、何度も、引き返そうと思った。
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(29)愛ルケ■
妻は不倫旅行から、帰ってきてからも、
何事も、なかったように、家事と子育てをしている。
僕も、とりあえず、何も知らないふりをしていた。
真実を自分で確かめてから、結論を出そうと思った。
小学5年生の、一番上の子供から、時々、土曜と日曜に、子供たちで、
妻がいない間、留守番をしていることを聞いた。
子供を犠牲にしてまで、不倫の快楽に走るとは、呆れてくる。
来週、ついに僕は、妻に内緒で、夏休みを取り、
日常の、妻の行動を、尾行することにした。
すべての、真実を、ビデオとカメラに収めようと思った。
でも、なぜか、吐き気がし、胃が痛くなって、震えてきた。
真実が怖い。知ったところで、待っているのは破局だ。
勘弁してください。助けて下さい。
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(28)愛ルケ■
同期の山田と、飲んだ後、子供たちのいる家へ帰った。
ドアを開けると、「おかえりなさい。」と妻の母がいた。
妻の留守の間、富山から、妻の母が、子供たちの世話に、来ていたのだ。
「お疲れでしょう?」「お食事は?」と、優しく、聞いてきた。
でも、急に、妻の不倫疑惑が、頭によぎり、ムカついてきたのだ。
この親は、自分の娘を、どういう教育をしてきたのだ?
それとも、この母親も不倫してきたことがあるのか?
子供をもつ娘が不倫をすることに、何とも思わないのか?
妻の母親に、当たりそうになったので、会話もせず、
無視して、今日は寝ることにした。
もう、家庭崩壊だな。離婚しかないか。
でも、僕は、何も悪いことしてない!
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(27)■
今日は、妻のほうから、誕生日を祝うためのディナーを、
キャンセルされたて、あげくの果てに、今日は泊まりで、帰らないとは・・・・・
僕の、妻への気持ちを、踏みにじまれた気分になった。
あまりにも、むしゃくしゃしたので、今夜は、
同期の山田と、飲んで帰ることにした。
山田と、夕方、渋谷で待ち合わせ、居酒屋に入った時、
いきなり、僕に聞いてきた。
「冬香さんは、今日は旅行なの?」
僕は、なぜ、山田が、妻が泊まりで、
出かけたことを知っているのか、不思議に思った。
「さっき、小田急の新宿駅で、大きなカバンを持って、
待ち合わせをしているところを見たんだよ。」
山田は、申し訳なさそうに、続けた。
「実は、気になったので、しばらく見ていたんだ。」
「すると、50歳くらいの男性と一緒で、
寄り添うように、ロマンスカーに乗ったんだよ。」
「人違いかもしれないので、とりあえず、君に確認したんだ。」
もう、妻とは終わりだと思い、僕は、正直に、今までのことを、
山田に話して、相談しょうとした。
すると、山田は、深刻な顔して、
「冬香さんを、僕の妻が、以前、千駄ヶ谷で見たと、言っただろ?」
「その後も、よく見かけるらしく、たまに、50歳くらいの男性と、
手をつないで、歩いているらしいよ。」
僕は、妻がメールをしている村尾という男のことが、頭に浮かんだ。
せっかく、僕が計画した、妻の誕生日のディナーをキャンセルさせ、
堂々と、泊りがけで、誕生日に、不倫旅行をするなんて、
かなり、腹がすわっていて、たちの悪い奴だと思い、
不安と怒りとが、僕を襲った。
なぜ、僕は、こんな目に遭わなければいけないんだ?
絶望の中で、死にたい気分になってきた。
勘弁してください! 助けて下さい!
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■不倫妻をもつ夫の悲しい日記(26)■
ルンルン気分で、家に帰り、早速、妻に、誕生日の予定を、
伝えようとした。
しかし、とんでもない言葉が、僕を失望のどん底に落としいれた。
「誕生日の日は、昔、勤めていた会社の会があって、
泊まりがけで、出かけるの。」
「子供たちの、面倒は、富山のお母さんに来てもらうから、
大丈夫よ。」と、返事が帰ってきたのだ。
なぜ、妻の誕生日に、妻の母と、過ごさないといけないのだ。
それも、誕生日の日に、泊りがけで、出かけるとはありえない。
平日なのに泊りがけで、昔の会社の会なんて、おかしいではないか?
怒りと、不信感が、僕を襲いかかった。
やっぱり、不倫相手と誕生日祝いの旅行にでも行くのか?
せっかくの誕生日のセッティングも、水の泡だ。
もう嫌だ!気が狂いそうだ!
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